わらぶき屋根の家
むかし、むかし、あるところに。。。。
なんて始めたくなるけど、実はこれは、
私が幼少の頃の数年間住んでいた、わらぶき屋根の家です。
「どこの田舎に住んでいたのか」
とお思いになるでしょうが、今の横浜の家の、斜め前にありました。
じいちゃんの、そのまたじいちゃんくらいからの家なのかな。
農家をしていたから、とにかくこの家はでっかくて、
今はその場所は、12世帯入るマンションになっています。
子供のわたしは、この敷地の中だけで、
十分冒険もできたし、遊ぶものには、不自由なんて、
まったくしませんでした。
それに、姉と、近所に沢山いた、いとこ達、
みんなでいっぱいいっぱい遊んで、
子供の時にしか味わえない、楽しい経験を沢山しました。
それではそれでは、この絵の説明をしたいと思います。
長くなりますので、ここからは、全部読まれても、
絵の中にふった番号で、気になるところだけ拾い読みされても、
私の思い出話に付き合ってくださったら、感謝・感激です。
①屋根裏の猫
ワラがたくさん積んである屋根裏に、時々ノラ猫が、子猫を産む。
そうなると、子猫を探しに屋根裏に登らせてくれるし、
しばらく世話してよかったから、すごく嬉しかった。
でも、子猫たちは、その後、捨てられてしまってたんだな、今考えると。。。。
②じいちゃんのニワトリ
私は記憶にないのだけど、姉は、じいちゃんがニワトリをさばいているのを、
玄関の扉のうしろから、怖いけど、こっそり見ていたことがあるそうだ。
③いけにえ
敷地内で採ったザリガニは、いとこたちに真っ二つにされて、
ニワトリの生贄になる。その横で呆然と立ち尽くしているのが、私。
④畑のこやし
学校から帰ってきて、これがあったら、最悪。
じいちゃんが、こやしを乾燥させるために、道に広げているのだ。
こうなったら、もう息をとめて、走り抜けるしかない。
⑤松の木とヘビ
敷地に入るには、この松の木の下を通るしかないのだけど、
一度、上からヘビが落ちてきて、恐ろしい思いをしたことがある。
⑥ベンジー
野良犬と恋に落ちて、駆け落ちしてしまった、うちの犬。
⑦ゴエモン
キジトラの、うちで飼ってたニャンコ。
⑧私が殺したヤゴの墓
初めてヤゴを見つけたとき、ひどい怪物をみつけたと思い込んで、
ヤゴの上に石を積み重ねて、殺してしまった。
トンボの赤ちゃん、と知った時のショックは大きくて、今でも後悔している。
⑨ザリガニの泉
敷地の中に、小さい泉がわいていて、そこに真っ赤チンとか、
たくさんザリガニがいた。カマボコをつけた糸なんかで釣るんだけど、
一匹、真っ青なでっかいのがいて、これだけは釣れなかった。
なんでか、「アメリカンザリガニ」と、みんな呼んでた。
⑩リヤカー
じいちゃんのリヤカーに乗って、ワーっと走ると、おもしろい。
みんなを乗せて走っていたいとこが、重みにたえかねて跳ね上がった持ち手で、
前歯を一本折ってしまったことがあった。
⑪カメの井戸
この井戸で、じいちゃんが田んぼかなんかで拾ってきた、カメを飼ってた。
このカメと遊びたいときは、ザリガニの時と一緒で、
カマボコをつけた糸なんかで釣って、外に出す。
カメに気の毒なことをしてたと思う。
⑫ジャングル
カメの井戸のうしろは、ジャングルだった(私にとっては)。
恐ろしくて、まったく入れる場所ではなかった。
昼間でも薄暗いくらい、木がうっそうと生えてた印象があるけど、
どうだったのかなあ。
以上、私が大好きだった、わらぶき屋根の家の切り絵の説明でした。
私に子供ができたら、
本当は、こんな家に住まわせてあげたいなあ、なんて思います。
子供なりに、悩みやいやなこともあったけど、
私は、このときのことを思い出すと、
今でもキラキラした印象があって、幸せな子供だったんだと思う。
野放しで自由に遊ばせてくれた、母に、感謝です。
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