ヨリンデとヨリンゲル
ヨリンデがうたっているのが聞こえました。
「赤い輪のある小鳥さんが、
かなしい、かなしいと鳴いてるわ。
愛しいハトさんに、もう死ぬわといってるの。
かなしい、かなし・・・・ツイー、ツイー」
ヨリンゲルはヨリンデを見ました。
でも、ヨリンデはもうナイチンゲールに姿を変えられていて、
ツイー、ツイーと鳴くだけでした。
グリム童話から、「ヨリンデとヨリンゲル」です。
若くてきれいな娘たちを小鳥にかえてしまう魔女に、
愛し合う、ヨリンデとヨリンゲルの二人は引き裂かれてしまいます。
そして、魔法をとくために、ヨリンゲルは夢に出てきた花を探しに行きます。
ヨリンデとヨリンゲルの愛し合う姿が、とても美しいお話。
それに、お話を読んで浮かんでくる情景も、美しいものばかりです。
あまり知られていないお話であることが、
本当にもったいないなあ、と思います。
この切り絵は、「こうやって見ると、こんな風にもみえるよ」
というかんじに、ずいぶん一人遊びしました。
みなさん、まだ気づかなくてもよいのです。
お話を読んだら、もう一度みてくださいね。
何か見えてきたら、ちょっと嬉しいのだけど!
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