日本の歌とお話

2008年5月 7日 (水)

やまなし

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小さな谷川の底をうつした二枚の青い幻灯です。

一、五月

二ひきのかにの子どもらが青じろい水の底で話していました。

「クラムボンはわらったよ。」

「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」

「クラムボンははねてわらったよ。」

「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」

上のほうや横のほうは、青くくらくはがねのように見えます。

そのなめらかな天井を、つぶつぶ暗いあわがながれていきます。

「クラムボンはわらっていたよ。」

「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」

「それならなぜクラムボンはわらったの。」

「知らない。」

”あ~、なつかしい”

と思われた方、たくさんいらっしゃたのでは?

小学校のときの教科書に載っていました、

宮沢賢治の「やまなし」です。

このお話、当時、私はよくわからなかったんですが、

この「クラムボンはわらったよ。」というのは頭にこびりついていました。

そして、今回大人(?)になって、初めて読んでみたら!

すごくきれいな、詩のようなお話なんですね。

やっと良さがわかった。

何度も読んでしまいました。

この宮沢賢治という方、38歳という若さで亡くなっていて、

生きているときは、認められてなかったそうです。

そして、亡くなったあとに、たくさんの作品が見つかって、

それが発表されることで、その素晴らしさが、

日本中に広まっていったようです。

私は、こんな有名な方が、そんなふうだったとは、

思いもしなくて、びっくりしてしまいました。

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2008年3月25日 (火)

花咲かじいさん

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「花咲かじじい、花咲かじじい、日本一の花咲かじじい、

枯れ木に花を咲かせましょう」

おじいさんは往来を唄いあるきました。

すると、むこうから殿様と大勢の家来たちがやってきました。

殿様は、おじいさんに言いました。

「ほほう、めずらしい、じじいだ。どれ、あの桜の木に、花を咲かせて見せよ。」

おじいさんは、さっそくざるを抱えて、桜の木にあがって、

「金のさくら、さらさら。

銀のさくら、さらさら。」

といいながら灰をつかんでふりまきますと、

みるみる花が咲き出して、やがて一面、桜の花盛りになりました。

なが~い付き合いの友達家族のことを考えながら桜を切っていたら、

なぜか突然、花咲か爺さんにしたくなって、

桜の木の上に、おじいさんをのっけてしまいました。

なんでいきなり、花咲か爺さん?

と考えたら、そうか、あの家族が、

花咲かじいさんを連想させたんだなあ。

明るい笑い話がたえなくて、

その笑いを周りにまで撒き散らしてるんだから、

確かに花咲か爺さんによく似た家族だ。

これも意識したわけではないんだけど、

爺さんの顔が、気づけば友達のパパによく似てるんだよな。

私の大好きな憧れの家族です。

いつまでも仲良く、明るい素敵な家族でいてくださいね。

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2008年3月18日 (火)

竹取物語

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八月の満月が近づくにつれ、

かぐや姫は月をみては、物思いに耽るようになりました。

翁が問うと

「自分はこの国の人ではなく、月の都の人であり、

十五日に帰らねばなりません」と、

さめざめと泣きました。

日本最古の物語、といわれている、「竹取物語」です。

かぐや姫を切って!というリクエストで、

初、日本の民話を切りました。

ん~、日本の昔話は、切りなれていないので、難しい!

頼んでくださった方が、

以前切ったシンデレラ

http://minaperere.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_9e94.html

を気に入ってくださっていたので、

これも、キラキラした、ロマンチックなかんじにしました。

いつか、掛け軸みたいな渋い純日本風切り絵も、

作れるようになったらいいのだけど!

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2008年2月26日 (火)

かえるの歌

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かえるのうたが きこえてくるよ

げろ げろ げろ げろ

げげげげ げげげげ ぐわっ ぐわっ ぐわっ

久しぶりに、カエル。

最近、ちょっと大き目の切り絵つくりに励んでいて、

ひとつ作るのに、時間がかかっているのです。

なので、あまり新しいのアップできなくて、ごめんなさい。

これは、去年作ったカエル。

このカエルは産みの親に似て、やっぱりラテン系の歌が好きみたいです。

これを生で見た人は、みんな「かわい~♪」と言ってくれます。

女性は、本物のカエルはキライだけど、

こういうカエルは好きな人が多いみたいです

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2008年2月17日 (日)

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ある日、鎌倉の大仏さまは、思いました。

「こんなに近くにいるのに、

わしは一度も海を見たことがない。

一度でいいから、見てみたいなあ。」

寺の小坊主が言うには、

海は、青くなったり、緑になったり、だいだいになったり、

すごくすごくきれいだって。

大仏さまはそれを聞いて、

もっともっと海が見たくなりました。

村の子供たちに相談すると、

「よし、なんとかするべ!」と、

今度は村の大人たちに相談しました。

すると、「よし、なんとかするべ!」

大人たちみんなが言いました。

次の日の朝、寺の前には、村中の人たちが集まりました。

そして、「どっこいしょ!」

大仏さまを持ち上げました。

大仏さまをかついで、

「うんとこしょ どっこいしょ。」

山をこえ、谷をこえ、

「うんとこしょ どっこいしょ」

そして、とうとう海にたどり着きました。

大仏さまは、初めて海をみました。

「わあ、きれいだな、おおきいな。」

大仏様が喜んで、みんなもすごく嬉しくなりました。

そして今日も、鎌倉の大仏さまのところには、

たくさんの人がお参りにきています。

海をみた大仏さまの次の夢は。。。。。

どこまでも大きく、世界の果てまで駆け巡っていくのでした。

(絵・お話 by mina)

ということで、ずいぶん昔に、ふざけて作ったお話。

新しいパワーポイントの練習に、会社で大仏さまを動かして遊んでたんです。

そしたら、見た人たちが、「何気にいい話。」といってくれたので、

ちょっとのせてみました~。

大仏さま動かないと、ちょっと間が抜けたお話になっちゃうけど、まあいいか。

ちなみに、この切り絵は、お友達の誕生日カードです。

めでたい年になりますように、との願いをこめて。

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2008年1月29日 (火)

わらぶき屋根の家

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むかし、むかし、あるところに。。。。

なんて始めたくなるけど、実はこれは、

私が幼少の頃の数年間住んでいた、わらぶき屋根の家です。

「どこの田舎に住んでいたのか」

とお思いになるでしょうが、今の横浜の家の、斜め前にありました。

じいちゃんの、そのまたじいちゃんくらいからの家なのかな。

農家をしていたから、とにかくこの家はでっかくて、

今はその場所は、12世帯入るマンションになっています。

子供のわたしは、この敷地の中だけで、

十分冒険もできたし、遊ぶものには、不自由なんて、

まったくしませんでした。

それに、姉と、近所に沢山いた、いとこ達、

みんなでいっぱいいっぱい遊んで、

子供の時にしか味わえない、楽しい経験を沢山しました。

それではそれでは、この絵の説明をしたいと思います。

長くなりますので、ここからは、全部読まれても、

絵の中にふった番号で、気になるところだけ拾い読みされても、

私の思い出話に付き合ってくださったら、感謝・感激です。

①屋根裏の猫

 ワラがたくさん積んである屋根裏に、時々ノラ猫が、子猫を産む。

 そうなると、子猫を探しに屋根裏に登らせてくれるし、

 しばらく世話してよかったから、すごく嬉しかった。

 でも、子猫たちは、その後、捨てられてしまってたんだな、今考えると。。。。

②じいちゃんのニワトリ

 私は記憶にないのだけど、姉は、じいちゃんがニワトリをさばいているのを、

 玄関の扉のうしろから、怖いけど、こっそり見ていたことがあるそうだ。

③いけにえ

 敷地内で採ったザリガニは、いとこたちに真っ二つにされて、

 ニワトリの生贄になる。その横で呆然と立ち尽くしているのが、私。

④畑のこやし

 学校から帰ってきて、これがあったら、最悪。

 じいちゃんが、こやしを乾燥させるために、道に広げているのだ。

 こうなったら、もう息をとめて、走り抜けるしかない。

⑤松の木とヘビ

 敷地に入るには、この松の木の下を通るしかないのだけど、

 一度、上からヘビが落ちてきて、恐ろしい思いをしたことがある。

⑥ベンジー

 野良犬と恋に落ちて、駆け落ちしてしまった、うちの犬。

⑦ゴエモン

 キジトラの、うちで飼ってたニャンコ。

⑧私が殺したヤゴの墓

 初めてヤゴを見つけたとき、ひどい怪物をみつけたと思い込んで、

 ヤゴの上に石を積み重ねて、殺してしまった。

 トンボの赤ちゃん、と知った時のショックは大きくて、今でも後悔している。

⑨ザリガニの泉

 敷地の中に、小さい泉がわいていて、そこに真っ赤チンとか、

 たくさんザリガニがいた。カマボコをつけた糸なんかで釣るんだけど、

 一匹、真っ青なでっかいのがいて、これだけは釣れなかった。

 なんでか、「アメリカンザリガニ」と、みんな呼んでた。

⑩リヤカー

 じいちゃんのリヤカーに乗って、ワーっと走ると、おもしろい。

 みんなを乗せて走っていたいとこが、重みにたえかねて跳ね上がった持ち手で、

 前歯を一本折ってしまったことがあった。

⑪カメの井戸

 この井戸で、じいちゃんが田んぼかなんかで拾ってきた、カメを飼ってた。

 このカメと遊びたいときは、ザリガニの時と一緒で、

 カマボコをつけた糸なんかで釣って、外に出す。

 カメに気の毒なことをしてたと思う。

⑫ジャングル

 カメの井戸のうしろは、ジャングルだった(私にとっては)。

 恐ろしくて、まったく入れる場所ではなかった。

 昼間でも薄暗いくらい、木がうっそうと生えてた印象があるけど、

 どうだったのかなあ。

以上、私が大好きだった、わらぶき屋根の家の切り絵の説明でした。

私に子供ができたら、

本当は、こんな家に住まわせてあげたいなあ、なんて思います。

子供なりに、悩みやいやなこともあったけど、

私は、このときのことを思い出すと、

今でもキラキラした印象があって、幸せな子供だったんだと思う。

野放しで自由に遊ばせてくれた、母に、感謝です。

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2008年1月24日 (木)

トットの動物劇場

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「まず、縞について

ごらん下さいませ。足は横縞で、ヨコヨコヨコヨコ・・・・・と下からいきますね。

体のほうは、というと縦縞で、タテタテタテタテ・・・・・となっております。

しからば、足からのヨコヨコと胴体のタテタテがぶっつかったら、

一体、どうなるか。

このあたりのダイタンな始末のつけかたは、並の芸術家では出来ません。」

黒柳徹子さんの「トットの動物劇場」です。

私はこの、「ヨコヨコとタテタテ」がどんなものかと、

黒柳さんの撮った縞馬の写真をとなりにおいて、

その写真に忠実に、縞なんか特に忠実に、再現してみました。

黒柳さんは、ごくまれにいる、アニマルパーソンなんだそうです。

アニマルパーソンとは、動物の世界にすんなり入れてしまう人。

たとえばこんな写真。

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左:ペンギンが黒柳さんのためにポーズしてるところ。

右:このパンダがこのガラスのところに来たのは、後にも先にも、このときだけ!

この本の動物の写真は、ほとんど黒柳さんが撮ったもので、

どの写真の動物も、ほんとにいい顔してるのだ。

黒柳さんも、動物も、お互いを理解し合ってるから撮れるのだろうなあ。

うらやましい、ったらない。

これは私の大好きな写真。

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「サハラ砂漠で、蜃気楼のように現れたロバと、神秘的な二人の子供。

もしかして、救いを求めたお姫様と、それを助ける若者?」

素敵なコメント!

黒柳さんは、私の憧れの女性。

こんなふうな心をもてたらいいな、といつも思うのです。

彼女の本はほとんど読んだのだけど、

どれもこれも、お勧めですよ!

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2008年1月20日 (日)

魔女の宅急便

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「おなかは冷やしてはいけませんよ。

いつもあたたかくしておくのがいちばん。

たいせつにたいせつに、ね。

おなかは宇宙の中心ですから。

それにはなんといっても腹まきがいちばんいいの。」

キキが依頼を受けて訪ねたおばあさん、

こんなことをいいながら、何にでも腹まきをつけてしまう。

電話も、コーヒーカップも、ポットも、植木鉢も、

家中のものが毛糸の腹まきをしています。

のどをゴロゴロ鳴らしたジジだって、

「お腹が冷えてる証拠。」と、腹まきをされてしまうんですからね。

船乗りの息子さんへのお届け物は、もちろん腹まき。

いったいこの大きな大きな腹まきって。。。。?

原作には映画に出てこない沢山のエピソードがあります。

そして、それがみんなかわいくて、ほのぼのしていて、

どれもこれも、心がホッと暖かくなるものばかり。

今日は寒いので、特にあったかなお話。

私もこんなおばあちゃんになりたいなあ。

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2007年12月19日 (水)

コトリと木

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ことりはとってもうたがすき

かあさんよぶのもうたでよぶ

ピピピピピ

チチチチ

ピチクリピイ

むかしからのなが~いお付き合いの、

大切なお友達のひとりに、

きり絵をプレゼントすることになりました。

「コトリと木」をカラシ色と黒で、というリクエスト。

とてもかわいらしい女の子なので、

かわいらしいものがいいなあ、

とモチーフのようなきり絵にしました。

ポストカードくらいの大きさなのですが、

恐ろしく時間がかかりましたよ。

はっぱに、よく見ると、

ところどころ、いろいろな色が入っているの、

わかるかしら?

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2007年12月17日 (月)

赤い蝋燭と人魚

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子供のいない蝋燭屋の老夫婦は、

人魚の娘を大変かわいがりました。

そして娘は少しずつ成長し、

蝋燭に赤い絵の具で絵を描くのが好きになりました。

そしていつからか、その蝋燭でお宮にお参りをすると、

船が沈まない、という評判が立ちはじめ、

娘の蝋燭は、飛ぶように売れていきました。

小川未明「赤い蝋燭と人魚」です。

これは先日友人が、

「人魚と赤いロウソクが出てくるお話しがなかったっけ?」

と言った一言がきっかけで作りました。

「あ、、、あった、そういえばあった。すごく切ない話だよね。」

というふうに、ふたりとも話の内容は思い出せないのだけど、

すごく悲しいお話だった、というのだけを覚えていました。

そしてやっと読んだこのお話。

本当に悲しい切ないお話なのだけど、

とても美しいのです。

小川未明さんは、日本のアンデルセンと言われているそうですね。

なんとなく、わかる気がします。

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2007年11月15日 (木)

しゃぼん玉とんだ

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しゃぼん玉とんだ 

屋根までとんだ

屋根までとんで

こわれて消えた

かぜかぜふくな

しゃぼん玉とばそ

歌詞はこれでいんだっけ?昔、よく唄ってたなあ。

昭和ノスタルジックなかんじの切り絵ができました。

ハサミとカッターのコラボです。

シャボン玉の中は、カッター、あとはハサミ。

両方使うと、ほんとに便利だなあ。

またしゃぼん玉、違うデザインで切りたいです。

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